大学時代に初めてナンパされた話。

ナンパされるなんて別の世界の出来事だと思っていた私の、人生初のナンパ体験談です。

私が初めてナンパされたのは、忘れもしない大学1年生の時でした。

実家を離れ、大学の近くで一人暮らしをしていた私は、長い受験勉強から解放された反動から毎日のように様々なサークルの先輩たちと夜遅くまで飲んでいました。大学の近くには学生をターゲットとした居酒屋もたくさんあり、飲む場所には全く困りませんでした。女子ということもあり、飲み代はすべて他の人が出してくれ、食費の節約にもなり正直かなり得した気分で毎日を過ごしていました。

その日もいつものように近くの居酒屋で飲んでいました。あまりお酒は強くないため、あまり飲みすぎないように注意していたのですが、その日は少し気になっていた先輩がいたため、いつもより多めに飲んでしまいました。頭がぼーっとし始めた頃、飲み会はお開き。居酒屋が家からかなり近かったということ、他のメンバーが全員私とは正反対の場所に家があったこともあり、わざわざ送ってもらうのも申し訳ないということで、一人で家まで歩いて帰ることになりました。

少しフラフラしながら、家までの道を歩いていると、突然一人の男性に声をかけられました。同い年、もしくは少し年上くらいの男性で、まあまあイケメンでした。彼も少し酔っているのか、足元がおぼつかない様子。私を見るなり、あ!というような顔をしてすかさず「いま暇ですか?」「家に帰るところ?」「もしよかったらもう一軒一緒にどうですか」というようなことを言われたと思います。私はこれがナンパか、と相手がどうこうというよりもナンパされた事実にただただ驚いて呆気に取られてしまいました。しばらく呆然と立ちすくんでいると、「少しだけでいいのでお話ししましょう」とぐいぐいくる目の前の男性。

二人っきりということに危険を感じたことと、先ほどの飲み会で少し疲れていたのもあり、私は軽く頭を下げて「すみません。人と約束しているので……」とお断りしました。強引に迫ってくるかなーとも思ったのですが、意外とすんなり引き下がってくれて、彼は私と逆方向のコンビニに向かってゆらゆらと歩いていきました。私は彼が後ろをついてこないことを一応確認しながら、無事家路につくことができました。

今となっては、学生時代のいい思い出の一つです。

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